信用取引の種類

安全性が高い「制度信用取引」

証券取引所が指定している銘柄を信用取引するのが、「制度信用取引」と呼ばれるものです。
制度信用取引においては、急激に株価が変動して投資家に一方的な損失が出ないような銘柄が選ばれているため、比較的安全性が高いのが特徴になっています。また、信用取引で建玉を保有する期間も定められている一方、取引期間に応じてかかる金利も証券取引所が規定しているなど、投資家のコスト増大を防止する措置なども講じられており、初めて信用取引を行うような人も安心できるような措置が講じられています。
一方で取引の自由度はあまり高くないため、利便性との兼ね合いで取引を行うかどうかを吟味する必要があります。また、安全性が高いとは言え、信用取引が現物取引以上にハイリスク・ハイリターンであるという点は、肝に銘じておかなければなりません。

取引の自由度が高い「一般信用取引」

証券取引所の指定の有無に関わらず、証券会社が独自に保有する有価物を借りて信用取引を行うのが、「一般信用取引」と呼ばれるものです。
法的な規約はあるものの、証券会社が独自に有価物を貸し出すことになるため、制度信用取引で見られたような取引期間や金利に関する制限が無く、どのような信用取引を行うかは投資家の恣意性に任されています。また、証券会社が保有する銘柄であればどのような株でも空売りが行えるため、取引の自由度が高く、相場の状況に合わせて信用取引を行うことができます。
一方で、制度信用取引と比較してその安全性は決して高くないため、保有期間や金利状況などをしっかりと把握して、自分でリスクをコントロールしなければなりません。

信用取引をする際には証券会社から借金をするため、担保として信用取引の保証金を差し出す必要があります。また、担保が不足した状態となった場合には追加の保証金を差し出す義務も発生します。